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Author:かっぱら
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DATE: CATEGORY:文楽
大阪・国立文楽劇場の公演について、読売新聞の
記事を見つけました。
写真もあり充実の記事です。一部抜粋。

「初ぢゃないか初、初」。呼ぶ徳兵衛に遊女、
お初が走り寄り、「なう徳さまか、どうしてぞ」と、
手に手を取って見つめ合う。

 大阪・日本橋の国立文楽劇場。
人形浄瑠璃文楽の11月公演で、「曽根崎心中」が
かかった。近松門左衛門の世話物。
太夫、竹本住大夫(83)らの浄瑠璃語り、
そして三味線の響きに乗せて、中堅の人形遣い二人が
悲恋の主役を演じた。

平野屋の手代、徳兵衛を吉田玉女(たまめ)(54)
が遣い、恋仲のお初を任されたのは桐竹勘十郎(54)だ。

 人間国宝だった吉田玉男の一周忌追悼公演とあって、
生涯をかけて作り上げられた徳兵衛役を一番弟子が継いだ。
お初役も、長く務めた吉田簑助(みのすけ)(74)
から弟子へ引き継がれ、新コンビが誕生したのだ。

 「天満屋の段」。油屋の九平次にだまされ、
窮地に陥った二人が心中を決意する場面に力がこもる。
上がり框(かまち)の下に隠れた徳兵衛が、
お初が差し出した足で自らの喉(のど)もとをなで、
死の覚悟を伝える山場だ。

 勘十郎が操る人形の、着物の裾(すそ)から
のぞく素足がなまめかしい。玉女は所作に
こまやかな陰影を施し、情感を漂わせながら、
道行きへと緊迫した空間を紡ぎ上げていく。

「後ろで師匠が『がんばりや』て応援してくれてはるようで……」

(2007年11月28日 読売新聞)YOMIURI ONLINE

タグ : 文楽

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